今回ご紹介するのはカラーガラス。内装用で壁面に施工する色の付いたガラスです。
実際にはガラス本体に色は付いている訳ではなく、裏の下地を塗装して色を出している材料になります。
今回のオフィス内装はお客様が明るさと清潔感を重視されていましたので、白のカラーガラスをご提案いたしました。
施工の手順としては予め設置した石膏ボードにガラスマットという緩衝材をカラーガラスのサイズに合わせて設置します。
そこに一枚ずつ、平行を保ちつつ端から合わせてカラーガラスを取り付けていきます。
ここで注意しなければいけないのは、「カラーガラスは現場で加工出来ない」ということです。ビルによって床や壁、天井が必ずしも平行とは限りません。そこで石膏ボードの施工が終わった段階でガラス職人に1度現場を確認してもらい正確な寸法を隅々まで測ってもらう必要があります。
今回のお客様も前コラムでも登場した発光サインを採用して頂き、エントランスが完成。
明るさと清潔感だけでなく、高級感が増したと大変喜んで頂きました。
比較的高価な部材にはなりますが、「エントランスに高級感を出したい」や「部屋全体に清潔感を持たせたい」というご希望がある方は是非この機会にご検討してみてはいかがでしょうか。
お見積を取るだけでも喜んでお伺い致します。それではご連絡をお待ちしております。
一級建築士 / 1級建築施工管理技士 / 宅地建物取引士 / 認定ファシリティーマネジャー
千葉大学工学部を中退後、2001年に24歳で株式会社アロワーズを創業。「働く環境こそが生産性向上の唯一の手段」という信念のもと、23年間にわたりオフィスの設計・デザイン・施工をワンストップで手掛ける内装工事業を行っている。