おしゃれなカフェやアパレルショップの内装でよく見かける石目調のタイル。
近年ではオフィスのエントランスにも施工する事例が増えてきております。
クロスや塗装仕上げよりも高価なイメージがあるタイルですが、実は意外とそんなことありません。軽量で施工がし易いタイルが各メーカーから登場し、アクセントとして取り入れるには非常に有効な素材となっております。
そこで今回は、タイルとガラスを組み合わせて製作したエントランスができるまでの一部始終をご紹介いたします。
◆ステップ1 間仕切り壁の施工
まずはエントランスのベースとなる間仕切りを建てます。
写真の左側がエントランス入口、奥が執務スペースへと繋がります。
決して広いとはいえないエントランスですが、ここからどのように変貌していくのでしょうか…?
◆ステップ2 床、壁、建具、ダウンライトの設置
続いて内装仕上げの施工へと進みます。
床は原状回復時のネイビーのタイルカーペットをそのまま残し、白のルースレイタイルを切り替えで貼りました。
クロスと建具も、床と馴染むようにシンプルな単色のものをチョイス。
さらに天井には埋め込み型のダウンライトを仕込みます。
右側の壁(入口から見ると正面)だけボードがむき出しになっておりますが、こちらの面に
今回の主役となる石目調のタイルを張り付けます。
◆ステップ3 タイル、ガラスの施工
さて、いよいよタイルとガラスの取り付けになります。
幅が75cmのガラスを3枚取り付け、それに合わせた形で凹凸のある石目調のタイルを張り付けました。
タイルとクロスの境目には見切りを付け補強し、タイルとガラスの間はダウンライトの電球交換ができる様に50cmの空間を設けております。
また、床から天井までのフルハイガラスを使用しているので圧迫感も無く、広さの問題もクリアしているといえるでしょう。
◆ステップ4 サイン、受付カウンターの設置
最後にサインとカウンターを設置して完成となります。
いかがでしょうか?
異素材カーペットの切り替え、タイルとダウンライトの陰影、ガラスの存在感がうまく組み合わせられたかと思います。
白×ネイビーというシンプルな色使いでありながら、それぞれの素材感を変えるだけで、オリジナルな空間を作り出すことが可能です。
タイルやガラスといった素材でも一工夫すればオフィスにも活用できますので、ぜひご検討下さい。
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