床を上げる工事で価格を抑えるためにベニヤやパーティクルボードを使用する場合があります。
しかし、1階の入り口付近など雨水の侵入の可能性がある箇所はベニヤやパーティクルボードなどの木系で施工するのは非常に危険です。
その危険性を回避するために、入口付近だけモルタルを使用した床上げ施工をご紹介いたします。施工の順序としては、モルタルを流し込むための木枠を設置、隙間からモルタルが流れないように発泡面材を隙間に入れ、モルタルを流し込み、2~3日乾燥させて設置いたします。
※気温・湿度・モルタル厚によって推奨乾燥時間は異なります。
下記、施工の流れとなります。
- モルタルを流し込むための木枠を設置します。
- 隙間からモルタルが流れないように、発泡面材を隙間に入れていきます。
- モルタルを流し込み、数日乾燥させて強度を確認し、十分な硬さになったら施工完了。
下記、施工写真になります。
1階のテナントを借りて店舗や事務所を作る場合、適切な施工方法をご案内しますので是非お問合せくださいませ。
一級建築士 / 1級建築施工管理技士 / 宅地建物取引士 / 認定ファシリティーマネジャー
千葉大学工学部を中退後、2001年に24歳で株式会社アロワーズを創業。「働く環境こそが生産性向上の唯一の手段」という信念のもと、23年間にわたりオフィスの設計・デザイン・施工をワンストップで手掛ける内装工事業を行っている。