今回は床がスケルトン状態の現場に、鋼製のOAフロアを設置していく様子をご紹介いたします。
今回は造作間仕切りや什器で重量物を多く設置予定である事、各種弱電配線をレイアウト変更時もスムーズに増・移設できるように、100mm以上の高さに調整可能な鋼製のOAフロアを選定いたしました。
工事前の床は何もなくコンクリートスラブむき出しの状態です。
足元のはめ殺し窓の窓枠に、仕上げのタイルカーペット上端が当たる様に高さを調整する予定です。
ここからは施工の様子です。
配線出しの大きな開口部付きとそうでないパネルの2種類を使います。
パネルを乗せる脚の墨を出し、どんどん乗せて行きます。
柱周りや不定形箇所は大型カッターでカットします。
鋼製OAフロア工事の際の主な騒音作業はこの音です。
仕上げのカーペット厚も想定しながらスロープ取り付け。
ブレーカーや弱電設備の設置個所、アップコンセントを出したい場所等は、
配線を出しやすい様に、同じ厚みと強度のパーチクルボードで仕上げます。
コルクの様な見た目のボードですが非常に固く、しかし工具が有れば穴が簡単に開けられます。
内装工事第1段階、OAフロア敷設工事の完了です。
今回のケースでは施工は約3日かかりました。
OAフロアにするだけで、テナントの価値と利便性は格段に向上します。
既存のオフィスをOAフロアにしたい方、ぜひお気軽にご相談ください。
一級建築士 / 1級建築施工管理技士 / 宅地建物取引士 / 認定ファシリティーマネジャー
千葉大学工学部を中退後、2001年に24歳で株式会社アロワーズを創業。「働く環境こそが生産性向上の唯一の手段」という信念のもと、23年間にわたりオフィスの設計・デザイン・施工をワンストップで手掛ける内装工事業を行っている。