オフィス移転のサポートをさせていただく中で様々な問題を目の当たりにしてきました。
そんな中で思わぬコストが掛かるケースとして【原状回復工事】があります。
今回はオフィス移転に伴う必要な知識として【原状回復工事】の簡単な説明をさせて頂きます。
原状回復工事とは?
原状回復工事とは、入居中のビル退去時に、室内を借りた時の状態(もしくは契約時に取り決めた状態)に戻す工事のことを指します。
床/クロスの張替え、天井塗装、窓枠塗装、ブラインド交換、各補修クリーニング、照明管球の交換等一部をざっとあげただけでもこれだけの項目になります。
上記対象項目は物件契約書類に詳細が記載されている事がほとんどですので気になる場合事前に確認しておくと良いでしょう。
原状回復工事例
■原状回復工事前
・オフィス家具が置いてある状態だとなかなか気づけませんが実はオフィスは知らぬまに汚れてしまうものです。(4年入居した物件です)
「うちはきれいに使っているから交換なんてしなくても・・・」とお客様に言われることがありますが実際は物をどかしてみると驚くほど汚れているものです。
■原状回復工事後
・入居前のきれいな状態に施工完了となります。
原状回復工事の注意事項!
また、この原状回復工事は下記工事区分のB工事に該当する場合が多いです。
■A工事
施工業者:ビルオーナーの指定業者
費用負担:ビルオーナー
・基本的に入居時にはA工事は完了しているケースがほとんどとなります。
■B工事
施工業者:ブルオーナーの指定業者
費用負担:テナント入居者
・ビルにより工事区分が異なります。大部分の工事がB工事といったケースもあるので
入居時には確認が必要となります。
■C工事
施工業者:テナント入居者選定の業者
費用負担:テナント入居者
・テナント様指定の業者の為、金額精査の上、業者選定が可能
※工事区分に関してはオフィス移転時の注意事項(工事区分) でも詳細を書いています。
B工事について?
原状回復工事の施工はB工事のケースが多いかと思います。理由として、オーナー様がビルクオリティ(内装工事)、安全(設備工事)を守らなければいけないというのが一番の理由となります。その結果、信頼できる業者を指定業者に指定しB工事の金額が高くなる傾向にあり、テナント様の思わぬ負担となるケースがあります。
原状回復工事の見積もり依頼はお早めに!!
オフィス移転に伴い様々な予算取りをするかと思います。
新事務所の選定、新規家具、内装、引越し、電話工事、ネットワーク工事。
そんな中で原状回復工事の見積もり依頼が後手に回る傾向にあります。
移転予算の取りまとめ後に原状回復工事の金額が想定より脹らみ、既に取りまとめが完了区分を変更せざるを得ないなんて事になるケースも・・・・
退去届け提出時には同時に原状回復工事の見積もり依頼をお忘れなく!!
原状回復工事高すぎる!?どうすれば・・・
原状回復工事が想定よりも高い・・・・
そんな相談を受けることもしばしばあります。
そんな場合、C工事業者の弊社ではどうしようもありません・・・・・
しかし。
B工事業者に特化した交渉をしてくれるパートナーがおりますのでご紹介させていただいております。しかも、成功報酬型となりますので無駄な費用は一切掛かりません。
まとめ
【飛ぶ鳥あとを濁さず】新オフィスに気持ちよく移転するにあたり、準備段階でのしっかりとした段取りは後々のリスク回避に繋がります。ビル側への様々な確認作業含め移転作業のサポートをワンストップで行っておりますので些細な御質問でもご一報頂けると幸いです。
オフィス移転と内装工事に関するあらゆるノウハウを配信しています。
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