オフィスの基本的な照明機器の特徴と工事

オフィスの基本的な照明機器の特徴と工事

オフィスの照明器具の種類、どのくらいご存知でしょうか。

最近流行のLEDもコスト削減の観点からは大事ですが、そもそもベースとなる照明器具を何にするか、という事もオフィスを作るうえでは必須項目です。

メーカーのカタログでは数百種類もありますが、今回はオフィスで最もよく使われる照明機器【ベースライト・スポットライト・ダウンライト】についてご説明させて頂きます。

ベースライト

オフィスで最も見かけるこの照明。蛍光灯(通常は2本1組)を使った最も基本的な照明器具として広く使われています。

通称はベースライトですが、これは和製英語で欧米ではFluorescent Lamp(フルーレセント・ランプ)呼ばれているそうです。

あかりを照らす範囲が広くかつ均等であることが特徴で、反射板によっても光を拡散させる機能を持っています。

その反射板によっても特徴がありますので少し掘り下げてみましょう。

埋込型蛍光灯

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天井に埋め込まれているベースライトのことです。意匠的にスッキリするだけでなく、埋め込まれている分高い位置から照射するので拡散効果も高くなります。

昨今よく見るかけるルーバータイプは、パソコンのモニタに直接蛍光灯の光が反射するのを防ぐ働きをしています。

図1

また、埋込型は事務所内のどの場所でも設置できる訳ではありません。天井裏の設備によっては埋込型蛍光灯が設置できる場所が限られますので注意が必要です。

直付型蛍光灯

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天井に露出して取り付けるベースライトのことです。電気配線は必要ですが埋込型ほど大掛かりではなくなるので、費用も比較的安くなります。

直付型の代表的な反射板に「逆富士タイプ」があります。この反射板は下向きに照らすだけでなく、天井面に向けても光が向くので部屋全体が明るくなる特徴があります。

意匠的にはスッキリしませんが、前述のように天井裏の事情で埋込型が不可能な場合や、倉庫や廊下などで使用されることが多いようです。

スポットライト

スポットライトは1点を集中して照らしたい時によく使われる天上設備です。主にエントランスのサイン部分を照らす時などに使用されます。

写真②

写真は実際に施工した時の写真となります。サイン部分を照らすことにより、会社のロゴマークを強調する演出が可能となります。

ダウンライト

ダウンライト

ダウンライトは天井部分に直接埋め込む照明器具です。

ベースライトだと事務所っぽくて嫌。

会議室は来客が多いので雰囲気を変えたい。

そんな時はダウンライト(人気は電球色)の出番となります。

ダウンライトはベースライトより光を照らす範囲は少ないですが、適数を設置すれば明るさと落ち着いた雰囲気を両立させることも出来ます。

ダウンライトの施工方法

オフィスの一部でベースライトをダウンライトに変更する

という工事のご依頼を頻繁にご依頼いただいていますので、施工方法の流れもご紹介します。

①天井に専用機器で型取り

写真④

 

②型取り後、電源の配線

写真⑤

③職人が綺麗に設置・仕上げ

写真⑦

 

まとめ

照明は内装工事の脇役かもしれませんが、非常に重要な要素です。

来客の方の印象だけでなく、執務スペースで働く方々の生産性も左右するものだからです。

アロワーズでは様々なラインナップの中からお客様のオフィスに合った最適な照明を選定していますので、ぜひお気軽にご相談頂ければと思います。
 

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