もはや使われていないペリカウンター~あの無駄なスペースを木目のカウンターにして有効活用した事例

もはや使われていないペリカウンター~あの無駄なスペースを木目のカウンターにして有効活用した事例

ペリカウンターをご存じですか?
オフィスビルの窓際にある、「窓際専用の空調機」を収納する台のことです。

窓際のゾーンでは夏は熱が入り易いので暑く、冬は冷気が入り易くなるので寒くなりがちです。いくら室内の中央にセントラル空調があっても、窓際だけは快適にはならないという課題がありました。昭和~平成にかけて作られたビルでは腰高くらいの専用台の中にこの「窓際専用の空調機」が設置されていました。
ただ、昨今は気密性や個別空調の向上、窓際の天井側に設置しているプリーツ空調の登場によって、これらが「負の遺産」になっていることが多いのです。

管理会社に確認したところ、このペリカウンターは現状使われていなく、設備のメンテナンスも不要とのことでした。
お客様としてもせっかくの窓際スペースがこのままではもったいないので、作業やリフレッシュが出来る多目的スペースとしても活用することを望まれていました。

そこでご提案したのが、ペリカウンターをまるごと造作で覆ってしまい、カウンターを作り出す方法。お客様のご要望を叶えるため、丁寧に施工しました。

まずは天板の下地を組んでいきます。

デスクとして活用できるよう既存サイズより天板に奥行きを持たせ。チェアに座った状態でも作業がしやすいような寸法にしました。

下地を組んだら目地が出ないよう下地処理をして仕上げていきます。

今回はお客様のご要望であるリフレッシュスペースとしてもご使用できるよう明るい木目柄の仕上げ材にて提案しました。

施工後の写真がこちら

施工前の状態より意匠性も上がり、雰囲気も良くなりました。
お客様も執務デスクよりもデザイン性も良く、これで利便性が上がると大変喜んで頂けました。

皆様のオフィスにもし使われていないペリカウンターがある場合、綺麗に有効活用してみてはいかがでしょうか。

 

 

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