こんにちは。今回は100坪程度の原状回復工事について、見ていきたいと思います。
原状回復と一口によっても、オーナー様との取り決めによりどこまでの復旧工事が必要か異なってきますので、物件の契約書に記載されている内容を良く確認する必要があります。詳細が記載されていない場合は、オーナー様との協議が必要になります。
また工事区分といって、オーナー様指定の業者が施工する工事(A工事/B工事)、テナント様の指定する業者が施工する工事(C工事)と、施工する内容によって分かれているケースも多くありますので注意が必要です。
今回は入居時にエアコンの移設を行っていましたので、エアコンの場所を戻す工事と、消防設備(煙感知器等)の復旧工事がB工事、その他の作業はC工事といった切り分けで、天井~壁~床と全てを張替える工程をご案内していきたいと思います。
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①施工前
こんな感じのクリニック様が、テナントとして入居されていました
②設備撤去
まずは使用するエレベーター内の養生をしっかりと行います。
給排水設備、照明などの設備から、撤去を始めます。
また照明がなくなると暗くて作業ができないので、この様な仮設照明を準備する場合もあります。
③解体工事
いよいよ本格的に解体が始まりました。
天井が終わったら、クロスも剥がしていきます。
床材の撤去も行って、撤去作業は終了となります。
④天井復旧~照明取付け
照明をどこの位置に取付けるか、天井がないので床に墨出しをしていきます。
天井を取付けて、照明器具設置場所を開口します。
照明器具の取付けまでが終わりました。
⑤クロス・カーペット貼り
ここまで来ればあと一息、最後の表層仕上げ工程となります。
クロスを貼ると一気に綺麗になりますね。
最後はタイルカーペットを敷詰めます。
⑥完工クリーニング
オーナー様へ引き渡すに当たり、施工時に汚れてしまっている場所がないか最終確認をして、クリーニングが終わったら検査をしてもらいます。
サッシ廻りなどは、汚れが溜まりやすいので注意が必要です。
検査が終わりオーナー様のOKが出れば、無事に完了です!
もしご指摘が入ってもすぐに是正致します。
いかがでしたか?
施工前のオーナー様との協議から、実際の施工中の現場管理、検収~お引き渡しまで、弊社では一括してお受けしておりますで、お気軽にご相談頂ければと思います。
ご連絡、お待ちしております!
一級建築士 / 1級建築施工管理技士 / 宅地建物取引士 / 認定ファシリティーマネジャー
千葉大学工学部を中退後、2001年に24歳で株式会社アロワーズを創業。「働く環境こそが生産性向上の唯一の手段」という信念のもと、23年間にわたりオフィスの設計・デザイン・施工をワンストップで手掛ける内装工事業を行っている。