オフィス移転をする際に、それまでいたオフィスの現状回復作業が必要になります。
元の内装をそのまま利用していた場合には、現状回復のみで対応可能なケースもありますが、内装を造作している場合には、現状回復の前に、解体作業が必要になります。
最近は居抜き物件も流行っている為、次の入居者のニーズにマッチすれば必要のない場合も稀にありますが、あくまでも例外となります。
今回は、現状回復の前に発生する、内装の解体作業の事例をご紹介いたします。
解体作業の事例
<現場の状況>
場所:港区
業種:医院
面積:100㎡程度
仕様:
・床→セラミックタイル、塩ビタイル
・壁→軽量鉄骨+石膏ボード(1層)+クロス張り
・天井→木組み+石膏ボード下地+クロス張り
・その他→木製装飾モール多用
①解体前
白を基調としたアールデコ風の内装です。シャンデリアがラグジュアリーな雰囲気を醸し出しています。
②シャンデリア梱包
まず、シャンデリアを取り外し、梱包していきます。シャンデリアは、専用の垂木を作成し、木枠に吊って養生しています。
③什器搬出
解体作業の前半は家具や照明等、什器の搬出から始まります。什器がなくなって、ようやく解体準備が整いました。
④壁解体
造作していた軽量鉄骨と石膏ボードの壁を解体します。写真は、壁がなくなり、照明やコンセントのケーブルがむき出しになった状態です。
⑤天井解体
次に石膏ボードで造作していた天井も外していきます。写真は石膏ボードを解体し、ベースの木組みが見えているところです。
⑥床斫り(はつり)
床材に使用していたセラミックと塩ビタイルを専用の機械で斫り(はつり)ます。躯体は傷つけず、タイルのみの床斫りになります。
⑦清掃
最後に清掃を行い、解体作業は完了となります。オフィスビルなどでは、この後に現状回復作業が必要になります。
まとめ
解体の順番としては、部屋内の物を片付けてから、壁→天井→床と作業をしていくのですが、解体途中で初めて、壁に中に何が入っているのかを視認できることもありますので、色々と注意を払わなければなりません。
弊社では解体前後のレイアウトプラン作成から承っておりますので、
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