今回ご紹介するのは畳床を使った施工事例となります。
もともと、前の会社さんでリフレッシュルームとして居室を作ったそうですが、施工前は単に会議をする場所として使用していらっしゃったようです。
現状の写真はこちら。
せっかくリフレッシュルーム仕様の壁紙などを使っているのに、このままだともったいないですよね。
今回のお客様のご要望は以下となります。
- 社内のコミュニケーションの場を促進できるような雰囲気にしたい
- ゲームをしたり、より寛げる空間にしたい
- 後々のレイアウト変更も考慮できるご提案
そこで今回は置き式の畳床をご提案させて頂きました。
施工後の写真がこちら
畳床を用いた事で施工前と雰囲気が変わり、和風な空間となりました。
また下記2点にも、今後リフレッシュルームとして使用していく上でご提案をしました。
・あえて会議としては使いづらいローテーブルの設置
→MTG用の会議テーブルを設置しないことで、会議室として使用することを防ぐ。
・靴箱を設置し、畳床は土足禁止
→畳の上で寝転んだり、足を延ばせたりリラックスできる空間保つ
上記ご提案も含め、部署間交流が促進されるリフレッシュルームとしてご使用できるのではないでしょうか。
最後に③のご要望にお応えするために今回は滑り止めシートを畳裏に貼りました。
これでお客様自身でも簡単に畳床の移動もできますし、将来的なレイアウト変更も簡単に対応可能です。
リフレッシュルームを有効活用させるために、畳床の選択肢を入れてみてはいかがでしょうか。
一級建築士 / 1級建築施工管理技士 / 宅地建物取引士 / 認定ファシリティーマネジャー
千葉大学工学部を中退後、2001年に24歳で株式会社アロワーズを創業。「働く環境こそが生産性向上の唯一の手段」という信念のもと、23年間にわたりオフィスの設計・デザイン・施工をワンストップで手掛ける内装工事業を行っている。