もしあなたの会社がオフィス移転をすることになり、テナントを探す担当になって、内見する役割を任せられたとしたら。どんな点を報告しますか?
もちろん、ビルの外観、エレベーターホールの雰囲気、テナント内部の使い勝手などは報告内容に入ると思います。そこにトイレの状態も入ってくるのではないでしょうか?
男女別か、便器や個室はそれぞれいくつか、清潔感はあるか、ウィシュレットなど最新設備は?なども必ず報告事項に入っていると思います。
それだけ、トイレは働く環境にとって、大事な設備であるということです。
今回のお客様からも、トイレに何とも言えない古さがあるので、何とかして欲しいというご要望でした。
現状がこちら
たしかにデザイン自体にも、表層の仕上げからも古さを感じますね。
設備も表層も全てを大々的にリニューアルする手段もありましたが、今回はご予算もあったので、ダイノックシートの貼り換えをご提案しました。
ダイノックシートはトイレだけでなく事務所内の壁や家具などにも施工できますので、室内の雰囲気を変えたい方にとっては有名な商品名(3M社製)ですよね。
シート柄の種類は本当に多数あります。
今回はトイレという清潔感が必要な空間でしたので、多くの種類の中から大理石調の白いシートをチョイス。
施工後がこちら
清潔感だけでなく、高級感も増してお客様のご要望通りに仕上げることが出来ました。
表装部分のみの貼り換えで、手軽に空間の印象を変えることが出来るダイノックシート。
キズや汚れ、防水性に優れており施工後のメンテナンスも手軽に行える為、今回のトイレ以外でも様々なところで使用されます。
新しいオフィスを探している中で「他は完璧なのにトイレだけ残念」なテナント候補、ありませんか?そんな場合、入居後にこのような施工が出来ることも知っていると選択肢も広がると思います。
また、その施工がビルのバリューアップにつながるとオーナーさんに判断してもらえれば、費用の全部や一部の負担もしてもらえることもあります。
私達も内装工事によってトイレ環境を整えて、ビルの価値と働く環境を良くするお手伝いが出来ればと思っています。
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一級建築士 / 1級建築施工管理技士 / 宅地建物取引士 / 認定ファシリティーマネジャー
千葉大学工学部を中退後、2001年に24歳で株式会社アロワーズを創業。「働く環境こそが生産性向上の唯一の手段」という信念のもと、23年間にわたりオフィスの設計・デザイン・施工をワンストップで手掛ける内装工事業を行っている。