昨今のPCやタブレットの急速な普及、またエコの観点からオフィスのペーパーレス化が進んでおりますが、依然としてオフィスでは膨大な量の紙が使われています。
まだまだオフィスの必需品ともいえる複合機ですが、コピーの印刷時間が長くてイライラした経験はありませんか?
そこで今日は「複合機のコピースピードに関わる3つの数値」について解説します。
①立ち上がりまでの時間(ウォームアップタイム、ウェイトタイム)
コピー機の電源を入れて、操作ができるようになるまでの時間のこと。
最新のものでも約20秒はかかります。
注意点として車のエンジンなどと同様に気温に左右されることがあります。室温が低い冬場はさらに時間がかかることを覚えておきましょう。
また、スリープ(省エネ)モードから復旧するときにもこの時間がかかります。
②1枚目が出てくるまでの時間(ファーストコピータイム)
すでにコピー機が立ち上がっている状態で、コピーのボタンを押してから最初の1枚が印刷されるまでの時間のこと。
一般的に5~10秒ほどかかります。
スリープ状態からだと、「1.ウォームアップタイム」と「2.ファーストコピータイム」の両方がかかるので、待機時間が長いと感じることもあるでしょう。
③A4用紙を1分間に印刷できる速度(連続複写速度)
複数枚の印刷にかかる時間を表した基準の数字です。
この性能(数字)の違いが複合機そのもののスペックに直結していて、当然スピードが早いコピー機ほど価格も高額になります。
業務用の複合機では「20~60枚/分」が一般的ですが、なかには毎分100枚以上印刷できるハイスピードモデルもあります。
最適なコピー機を選ぶ基準は?
では実際に複合機を選ぶにあたって、「スピードは早い方がいいけど、価格は安い方がいい」というのが当然の悩みかと思います。
そこで参考にしていただきたいのが「月間印刷枚数」です。
◆月間印刷枚数
500~1000枚→低中速モデル(20~25枚/分)
1000~5000枚→中速モデル(26~40枚/分)
5000枚以上→高速モデル(40枚/分以上)
あくまでひとつの目安ですが、こちらを参考に機種選定の絞り込みができるかと思います。
まとめ
以上3つが複合機のコピースピードを決める重要な要素となります。
数年前と比較してもこれらの性能が大幅に上がっているので、昔は高くて買えなかったハイスペックモデルが今では標準レベルで安く買える…なんてこともあるかもしれません。
「今使っている複合機が遅すぎて業務に支障がある!」という方は、ぜひこの3つの数字をしっかりと調べた上で買い替えをご検討してみてはいかがでしょうか?
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