この前打ち合わせで使った資料が見つからない… 引き出しに入れたはずのホチキスどこにいったかな…。
毎日オフィスで働いていると、1度や2度このような経験をしたことがあると思います。
でもそれって無駄じゃありませんか?
ある調査によると人間は1日10分、一生に換算すると153日も探し物に費やしているという調査結果が出たそうです。153日もあればもっと有意義なことに時間を活用できそうですよね。
働く環境がずっと汚い状態だと仕事の効率も落ちるし、モチベーションの低下にも繋がります。
そんな悪循環を打破するために職場に5S(ゴエス)を取り入れてみてはいかがでしょうか?
5Sとは
5Sとは「整理」「整頓」「清掃」「清潔」「躾(しつけ)」の頭文字のSをとったものです。
整理・・・必要な物と不必要な物を分け、不必要な物を捨てること。
整頓・・・取り出しやすく、見やすく、わかりやすく物や情報を整えること。
清掃・・・ゴミや汚れを排除し、それを細部まで点検すること。
清潔・・・清掃した箇所を常に綺麗な状態にしておくこと。
躾・・・決められたルールを守り、習慣つけること。
5つの言葉を細かく定義すると上記のようになります。
元々は製造現場での業務効率化、品質向上を目指して、「整理」「整頓」「清掃」の3つをとって3S活動として取り組まれていましたが、その後「清潔」「躾」が加わり5Sに定着しました。
今では製造業だけでなく、サービス業、流通業、小売業、病院、教育機関など、あるやる企業や組織で導入されています。
5Sのメリット・効果
単純に整理・整頓・清掃を心掛けている企業はありますが、その多くが気がついたらやる、汚くなったらやるという姿勢で、5Sを導入したり、会社全体で徹底して取り組むまでには至っていない企業が多いのが現状かと思います。
ところが5Sを徹底的に取り組んでいる企業では業務の効率化が進み、どんどん新たなビジネスチャンスをつかみ、業績が向上しています。
それでは5Sを徹底的に取り組んだ企業の職場ではいったいどのような効果が出ているのかというと、
「職場に無駄な物がなくなり、作業スペースが広がった」
「物を探す時間がなくなった」
「物や情報が見える化して人との意思疎通がスムーズになった」
「決まったルールを守ることによって社内に一体感が生まれた」
「無駄な物を削って経費削減できた」
「ドンよりとくすんだ空気がなくなってストレスが減った」
などといった効果が出ています。
まとめ
5Sを導入するとたくさんのメリットがありますが、社内に浸透・定着させるには相当な労力と時間が必要です。そのためには教育が必要になってきます。すなわち「躾(しつけ)」です。
単に5Sをやろうと宣言するだけで終わるのではなく、決められたルールをマニュアル化し、それがしっかりできているか定期的にチェックをする体制が必要です。ある企業では外部に監査を依頼している企業も存在しています。
社員1人1人の意識付けと小さな努力がやがて大きな結果に繋がっていきます。
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