ただ目が疲れるだけ、自分がガマンすればいい、なんて思ったりしていませんか?
程度によっては、ただ目が疲れるだけではなく頭痛を引き起こしたり、更にひどくなると目に障害が出ることもあります。
判断力など能率も落ちますので、できるだけ対処するようにしましょう。
オフィスでできる対策をまとめましたので、是非参考にしてみてください。
■グレア対策をする
グレアとは、オフィス内で言うと外光や照明の光がモニターに写り込んで、まぶしさを感じることです。
物が見難くなる、目が疲れやすくなるというデメリットが多いので、できるだけグレアがない状態にした方がいいでしょう。
●ルーバー照明をつける
ルーバーと呼ばれる、格子状のカバーがついた照明なら蛍光灯やLEDの光が直接モニターに映り込まなくなります。
効果が高いので、対応していないのであれば会社に相談してみましょう。
●保護フィルムを貼る
モニターにアンチグレア用の保護フィルムを貼り付けても効果はあります。
●モニターにフードを付ける
デスクトップ型のモニターであるのならフードを付けてみるのもいいでしょう。
●ブラインドを下げる
カーテンやブラインドを下げて直接モニターに外光が映り込まないようにしましょう。
■LEDの対策
LEDに照明を変えたらまぶしいのに部屋全体は暗い、と感じたことはないでしょうか?
それはLEDの特性によるもので、蛍光灯や自然光に比べ光が特定の方向に集中して出るため、それ以外の方向は暗くなります。
懐中電灯やダウンライトなど、特定の方向を照らすためのものにはとても向いていますが、部屋全体を明るくするという用途には実は不向きなのです。
目に優しい照明にするには工夫が必要になります。
●光拡散カバーを付ける
LED照明の下に設置して間接光を出せるようなカバー等をとりつけるのも効果が高いです。会社に相談してみましょう。
●光拡散フィルムを貼る
ダウンライト等、設置面積が狭い場合は光拡散フィルムを貼るのがいいでしょう。しかし蛍光灯の場合は高温になり危険なのでフィルムを貼るのはやめておいたほうが無難です 。
■その他
●照明を間引く
グレア対策をしているのに光量が強く部屋全体がまぶしいというのであれば、照明を3本使っているところを2本にするなど、間引いてみるというのも手軽で効果があります。
●机を替える
机が白く反射率が高いようであれば、黒い机に替えるなどしてもいいでしょう。机を替えないまでも作業スペースに暗めのマットを敷くなども効果があり、おすすめです。
●PCメガネをかける
根本的な問題解決にはなりませんが、どの方法も使えなかったり手軽に効果を出したいのであればサングラスや偏光グラスをかけるのもアリです。
ブルーライトカットをうたっているようなPCメガネの場合は、効果が全く無いという人もいるので店頭で実際に試してみてからにするといいでしょう。
●間接照明にする
デスクライトを使用している場合は直接手元を照らすのではなく、壁や本棚等に向けて照らし間接照明にするといいでしょう。
■まとめ
いかがでしょうか。
まぶしさの感じ方は人それぞれだったりするので、照明を変更するというのは中々難しいかもしれません。
周りの人も同様の意見が多い場合は、作業効率や健康面にも響きますので直ぐ対応して貰ったほうがいいでしょう。
また、頭痛でお悩みの方も原因が照明によるケースもあるようです。
どの方法も効果がないという場合は、目の病気の可能性もありますので、早めに眼科に相談しましょう。
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