プロがやってるオフィスの現場調査の中身とは?~測量編~

オフィスを移転するにあたり、まず欠かせないのが新事務所の現場調査!(以下、現調)

躯体図や天伏図をご用意して下さるお客様も多くいらっしゃいますが、建設当時の古い物であったり、実際の寸法に誤差があったりと不安が残ります。

「百聞は一見に如かず」という言葉の通り、未然にトラブルを防ぐために現調は必須項目となります。

では実際に現地でどんなことをしているの?という疑問にお答えするべく、測量編と設備確認編の2パートに分けてご紹介いたします!

◆測量編ステップ1 躯体の測量(新事務所)

 

まず初めに躯体の正確な寸法を細かくチェックします!

そこで大活躍するアイテムがコチラ!

 

 

左の物はみなさんご存じメジャーです。

「現場のチカラ」という何とも頼りがいのある名前がついておりますね…

名前の通りこちらは業務用なので5.5mまで測定可能!

 

右の物はレーザー距離計!

https://www.arrowers.co.jp/column/sekkei/post-1722

上記記事でもご紹介いたしました、レーザー光線によりボタンひとつであっという間に50M先まで測定可能な優れものです。

 

 

また、天井高などメジャーでは図りにくい部分もレーザーがあればラクラク測量!

 

 

正直これがなければ始まらないというほど現調時の必需品です。

 

 

 

◆測量編ステップ2 物量の測定(旧事務所)

 

ここまでは新事務所での話をしてきましたが、什器等を流用する場合は旧事務所の現調も必要になってきます。

なぜかというと、引越のお見積りを積算するため!

引越料金は運ぶ物量によって決まるので(作業員の人数やトラックの台数)

デスク・チェア・キャビネット等の寸法や台数をしっかりとチェックします。

また、複合機や一枚天板の大型会議テーブル等は特別重量物となり、追加の運搬費用がかかることもあるので注意が必要です。

 

 

◆測量編ステップ3 導線経路の確認(新・旧事務所)

 

最後に忘れてはならないのが導線経路の確認!

エレベーターの有無はもちろん、搬入出のトラックの置き場所、養生のレベル等を確認します。

特にエレベーターに関してはドアのサイズから奥行きまでしっかり確認をしないと、いざ引越当日にデスクが入らない!書庫が入らない!階段で手上げするしかない!(事務所は12階…)なんてことにもなりかねません。

当日の作業を滞りなくスムーズに行うためにも事前の確認が大事なのです!

 

 

ドア:W800 H2100   内部:W1400 H2200 D1200

弊社のエレベーターは少し小さめ…

 

以上、現場調査測量編として3つのステップをご紹介いたしました。

地味で簡単なように見える作業ですが、これを怠ると後々のトラブルに繋がるということがお分かり頂けたかと思います。

ぜひ後編の設備確認編も合わせてご覧下さい。

https://www.arrowers.co.jp/column/hikkoshi/post-1778

 

引越・廃棄カテゴリの最新記事