プロがやってるオフィスの現場調査の中身とは?~設備確認編~

こちらでは現場調査(以下、現調)の後編として、設備確認編をお送りいたします。

前編の測量編をご覧でない方は、まずはコチラをクリック!

https://www.arrowers.co.jp/column/hikkoshi/post-1769

 

 

さて、現調時に各種測量と合わせて忘れてはならないのがテナント内設備の確認となります。

空調・防災器具等の天井設備、床がOAフロアであるか、ブレーカー等の電気系統などがこれに該当します。

この部分の情報が曖昧だとそもそもレイアウトが作れません!

というのも、消防法や建築基準法という法律が関わってくるからです!

壁一枚建てるだけでも様々な条件をクリアすることが不可欠なのです。

 

これらを3つのステップに分けて、実演を交えてご紹介いたします!

 

 

 

◆設備確認編ステップ1 天井設備の確認

 

まずは天井設備の確認です。

みなさん自分の今いるオフィスの天井を見上げてみて下さい!

空調、照明、防災設備(煙感知器、スプリンクラー、非常灯、スピーカー等)、点検口、換気口、、、ざっと見渡しただけでも様々な設備が確認できるはずです。

 

それもそのはず、これらの設備は先にも述べたように消防法や建築基準法によって事細かく定められているからです。

また、間仕切りを建てる際にもこれらの機能に支障がないよう配慮する必要があります。

そのため現調ではこれらの設置箇所、設置数を正確に図面に起こしていきます!

 

◆設備確認編ステップ2 床の確認

 

上を見上げたあとには当然、下も確認しましょう。

 

 

カーペットが敷いてありますね。

大事なのはそのさらに下!

 

 

なにやら厚みのあるプラスチックのような物が確認できます。

こちらがオフィスで主に配線を隠すために使用されるOAフロアになります。

OAフロアに対応しているかどうかで電話やLANの配線方法が大きく変わってくるので、こちらのチェックも欠かせません。

気になる方は一度カーペットの端っこをつまんでめくってみましょう!

 

 

◆設備確認編ステップ3 電気系統の確認

 

最後に確認するのがブレーカーなどの電気系統!

オフィスには複合機やPCサーバーなど、大量の電気を使う機器が多く存在します。

これらの割り振りをしっかり調べないと、ブレーカーが落ち企業の大事なデータが消滅し、大損害が及んでしまうかも…

考えただけでも恐ろしいですね。ですので、電気系統の確認も要チェック!

 

 

以上、前後編2パートに分けてオフィスの現地調査についてご紹介いたしました。

これら多くの作業を短時間でテキパキと行うことで、お客様が望む理想のオフィス空間の完成へと繋がります!

時には何度も現調を行うこともあるかと思いますが、こういった背景があることをご理解いただけますと幸いです。

オフィスご移転のお問い合わせ、お待ちしております!

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