今となっては懐かしいADSL
2002年ごろ「ADSL」という回線が登場し、一気に「インターネット」人口が増えました。
それまでのネット環境はISDNという回線で、TA(ティーエー)やモデムを使って1回1回接続し、かつクリックしてから次のページが出るまで「待ち時間」があるという環境でした。
それがこの「ADSL」の技術によって一気に解消。64kbpmから1.5Mbpsと論理的には200倍近い速さになりネットが快適になりました。
そんな「ADSL」がNTT東日本・西日本ともに2016年6月30日をもって新規申込みを終了したのです。
【NTT東日本の発表】
https://www.ntt-east.co.jp/release/detail/20150731_02.html
【NTT西日本の発表】
https://www.ntt-west.co.jp/news/1507/150731a.html
最近でも意外なニーズがあったADSL
もちろん今は光ファイバーの時代。ADSLは時代遅れなのかもしれません。
しかし、既存のアナログ回線を使った技術特徴であったので比較的開通までの日程が早くできるというメリットがありました。
光を敷く日程が間に合わないので、取り急ぎADSKを敷いてつないでおきたい
光が何らかの事情で落ちてしまった時の為にバックアップ回線として利用したい
というニーズも少なからずあり、そんな場合は弊社もADSLを使うことでそれに応えてきました。
しかし今後は新たにネット回線を引くときは光ファイバーの選択肢しか無くなってしまったのです。
「光の道」構想から外れてしまったADSL
実は2010年ごろに総務省が『光の道』という言葉を使い、「2015年までにブロードバンド利用率100%を目指す」としていましたが、この新規受付の終了も予定調和ということなのでしょう。
これからも急な移転が決まりネット回線が間に合わないというケースはあると思いますが、弊社であればADSL以外にも色々と代替案をご提示させて頂きます。
そして光コラボレーションモデルの時代に
これまでは大型設備を持った大きな通信事業者が光ファイバーのサービス提供を行ってきました。
しかし最近ではNTTがフレッツ光を卸売りし、様々な会社が独自の名前で光回線を提供する「光コラボレーションモデル」が登場し評判となっています。
いずれにしても回線の業界でも古いサービスが次々と終わり、「光」中心に新しいサービスが次々と始まっていくのは避けられない流れなのですね。
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