今回はご紹介するのは、100坪ほどのオフィスにサーバールームから島ごとに約30本のフロア配線、整線作業をした事例となります。
まず、什器の設置位置に先行配線を行っていきます。
先行配線後、什器や間仕切を設置しLANの整線作業をしていきますが、ここからが職人の腕の見せ所になります。
まずは各席の配線後の写真がこちら。
今回は3系統のNWを各席に配線したいというご要望でしたので、島ごとに簡易的なHUBラックを設置し、各席LAN配線をしました。
このようなHUBラックを設置することで、LAN配線をまとめることもできますし、配線調整などの作業が簡単になります。
今回は結束バンドも併用しyrケーブルをまとめたので、より綺麗にLAN配線ができました。
最後にサーバーラック内の配線作業後の写真がこちら。
ケーブルの余長を残し、HUBごとにまとめております。
今後の運用も考え、ケーブルの撤去時や配線追加時に作業がしやすいような整線作業を意識。3系統分のNW、AP用のLAN、セキュリティカメラ用のLANなどを配線した為、お客様のご要望に合わせて各色にケーブルを分けて施工させて頂きました。
LANケーブル先端、HUB機器に管理用のラベルを各々作成、貼り付ける作業で全て完了です。
このように整線作業を行うことで、取り扱いの困難や作業性、セキュリティレベルの低下、NW機器類の物理的破損を避け、運営していくことができますので、計画的な配線作業は大事になってきます。
今回ご依頼頂いたのは、ご移転作業に伴う配線作業でしたが、現事務所のLANや電源ケーブルの整線作業も承りますのでお気軽にお問い合わせくださいませ。
一級建築士 / 1級建築施工管理技士 / 宅地建物取引士 / 認定ファシリティーマネジャー
千葉大学工学部を中退後、2001年に24歳で株式会社アロワーズを創業。「働く環境こそが生産性向上の唯一の手段」という信念のもと、23年間にわたりオフィスの設計・デザイン・施工をワンストップで手掛ける内装工事業を行っている。