寒い時期、通勤の道もコートを着たビジネスパーソンを多く見かけますね。
さてオフィスに着いた時、皆さんはそのコートをどこにかけていますか?
個人用のロッカーがあれば良いですが、共用のハンガーポールにかけるオフィスも多いと思います。
そんな中、お客様からハンガー設置のご要望がありました。
今回限られたスペースに多くのハンガーを吊るせるようにするため、ご提案したのが棚柱、通称ガチャ柱を利用したハンガーです。
ちなみに、「ガチャ柱」は棚受の金具部分を棚柱の穴に引っかける際に発生する音から、そう呼ばれるようになったそうです。
ガチャ柱は施工に必要なパーツが少ないこともメリット。ですので一般的な造作棚より金額を抑えることが出来ます。
下記、施工の流れとなります。
①棚柱を設置したい壁にレールを落ち込みます。
②パイプを設置したい寸法にカットします。
③パイプに金具を取り付けます。
※パイプをカットした際に内側にバリが出来る為、やすりでバリを研いで金具を付けやすいようにします。
④最後にレールに取り付けて施工完了。
以上になります。
昨今はダウンジャケット系のアウターも多く、従業員全員分のコートを収納するスペースはなかなか取れないことが多くなってきました。
そんな時の対策としても、ぜひガチャ柱を使った二段式コートハンガーを検討してはいかがでしょうか?
一級建築士 / 1級建築施工管理技士 / 宅地建物取引士 / 認定ファシリティーマネジャー
千葉大学工学部を中退後、2001年に24歳で株式会社アロワーズを創業。「働く環境こそが生産性向上の唯一の手段」という信念のもと、23年間にわたりオフィスの設計・デザイン・施工をワンストップで手掛ける内装工事業を行っている。