オフィスの収納家具は大量の書類や商品在庫など、重量のあるものを収納することが多いという特徴があります。
もし、その家具が地震によって倒れてしまったら。。。従業員だけでなく、来訪者の安全をも脅かしてしまいますよね。
そこでリスク対策のために、収納庫やスチールラックは出来るだけガッチリ固定することをお勧めしています。
今回は、スチールラックの転倒防止施工の例をご紹介します。
H2100の中量ラックを組立。
ラック上部を一つにつなげる為の部材と、床のレベル調整用ベニヤを用意。
壁面への補足固定を行った後、上部連結材ですべてのラックの天板を繋ぎ固定します。
床とのガタつきを薄いベニヤで調整しつつ、鋼製OAフロアの床に固定します。
配線取出し口のキャップに当たる1か所を除き固定完了。
畳んだ台車を収納したり、背の高い段ボールを収納する想定だった為、足元のビーム材を各ラックの片側だけ抜いています。
壁面と固定していない側の脚に何かを引っかける事でラックの横幅が広がって棚板が抜けたり、ラック全体が歪んでしまうリスクが発生する使用方法の為、
脚を固定してそれを防ぐための床固定でもあります。
完成です。
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一級建築士 / 1級建築施工管理技士 / 宅地建物取引士 / 認定ファシリティーマネジャー
千葉大学工学部を中退後、2001年に24歳で株式会社アロワーズを創業。「働く環境こそが生産性向上の唯一の手段」という信念のもと、23年間にわたりオフィスの設計・デザイン・施工をワンストップで手掛ける内装工事業を行っている。