絶対に傷つけられない建物が、そこにある~特殊な養生の事例から~

引越や家具を搬入する時、一番初めに行うことは「養生」です。
新しいオフィスへの移転や新しい家具の導入など、せっかく嬉しいイベントなのに建物を傷つけてしまっては台無しですよね。
養生にも色んな種類があることは以前のコラムでもご紹介しました。

今回はそんな養生でも、少し特殊なケースの事例を紹介します。
エレベーターが無い、もしくは搬入するモノが大きくてエレベーターが使えない!そんな場合に階段から搬入する事例です。

搬入ルートの階段は手すりやクロス面等、このまま搬入すれば傷つけてしまう危険がある現場です。

まずは通称プラベニ(引越屋さんのトラックに必ず積んである青い板です)で壁側、巻ダン(巻きボールの力です)で手すりを養生していきます。

階段から居室のドアなど、危険個所と思われる部分にも養生をしっかりと行います。

新規家具の多くはバラバラの状態で搬入して現場で組み立てますが、当然ですが狭い階段の時ほど搬入は苦戦します。
また、ロッカーは完成品で届きますので、幅・奥行・高さが大きい為1台だけでもかなり大変です。

そんな場合でも養生をしっかりしておけば、どうしても触れてしまう部分も傷つけずに搬入できますし、職人さんも安心して作業を行うことができます。

以上、エレベーターが無い場合の搬出入作業においては、特にプロの技が必要です。
絶対に傷つけられない建物が、そこにある。

弊社ではそんな意識を持って大型のオフィス家具の搬入や、エレベーターが無いビルの搬入作業でも、下見・計画・実施まで丁寧に行っています。

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