今回は、タチカワブラインドのアコーディオンカーテンで、ランマオープンにした場合の設置事例をご紹介します。
天井高が3mを超える場合や、ランマオープン仕上げのアコーディオンカーテンは、
レールを中吊りにして固定する <ハンガーパイプ> での設置となります。
レールの片側しか壁面に固定できない場合や、
天井への荷重分散をしたい場合に有効な、V型ハンガーパイプ
天井からV型に中吊りします。
レールの両側を壁面固定できる場合に有効な、I型ハンガーパイプ
天井からI型に中吊りします。
カーテンスクリーンの色や設置空間に合わせて3色展開です。
以下、設置作業の様子です。
天井裏のボード下地にV型ハンガーパイプを固定していきます。
この写真のように照明がレールのほぼ真上にある場合、I型ハンガーパイプでの固定は、
照明を移設・天井補強&ボード復旧をしてからでないとできませんが、
V型であれば角度調整する事で大掛かりな天井工事をせずとも取付できます。
レール位置に合わせて左右の造作壁に壁面カマチを取付けます。
開口部に生じる巾木の厚み分の隙間を防ぎます。
中吊りしたハンガーパイプとレールを繋ぎ、スクリーン本体をレールに嵌めていきます。
今回はスクリーンを片側にたたみ込む<片開き>ですが、
W3000を超える場合は、天井荷重分散と、たたみしろを少なくするため、
基本的に両側に引き分ける<両開き>となります。
一級建築士 / 1級建築施工管理技士 / 宅地建物取引士 / 認定ファシリティーマネジャー
千葉大学工学部を中退後、2001年に24歳で株式会社アロワーズを創業。「働く環境こそが生産性向上の唯一の手段」という信念のもと、23年間にわたりオフィスの設計・デザイン・施工をワンストップで手掛ける内装工事業を行っている。