壁の仕上げ材にはクロス、塗装、タイルなど様々な選択肢がありますが、今回は「シルクタッチ」をご紹介させて頂きます。耳慣れない内装材ですが、機能性も見た目も良いとても優れた製品です。
まずシルクタッチとは珪藻土の仕上塗材になります。
珪藻土というと凹凸がありザラザラした質感の仕上がりを想像するかと思うのですが、シルクタッチはその名の通り「すべすべ」の仕上がり(押さえ工法)を選択する事が可能となります。
写真だけでは伝わりづらいかもしれませんが、見た目の印象はかなり「マット」で塗装には出せないような温かみを演出する事が出来ます。
基本は珪藻土ですので、脱臭性や調湿性の効果を持っており、上記写真の様なすべすべにする押さえ工法の他、通常の凹凸のある塗り放し工法や扇形に模様をつけていく扇仕上げなど多彩なテクスチャーの中からお好みの仕上がりを選択する事が可能です。
塗装やクロスに比べると金額は少し高いですが、見た目・機能性共にお勧めですので、壁の仕上げ材として是非ご検討下さいませ。
一級建築士 / 1級建築施工管理技士 / 宅地建物取引士 / 認定ファシリティーマネジャー
千葉大学工学部を中退後、2001年に24歳で株式会社アロワーズを創業。「働く環境こそが生産性向上の唯一の手段」という信念のもと、23年間にわたりオフィスの設計・デザイン・施工をワンストップで手掛ける内装工事業を行っている。