建築の材料は当然「強く」ある必要がありますが、「軽く」して施工性を高めたり、適正なコストにする必要もあります。
そんな中、スチールパーティションやアルミパーティションの柱(スタッドと呼んでいます)も、極力軽くする為に中は空洞になっています。
オフィスでは、パーティションに電気錠やカードリーダーを付けることがありますが、そんな時に処理に困るのが「配線」です。
でも、スタッドの中が空洞になっているおかげで、その中に配線を通して目立たなくすることも出来るんです。
今回はモールを使用せずパーティション内に配線をする施工をご紹介いたします。
施工方法として、あらかじめパーティション内に配線用の下地を入れてもらい、
その下地目掛け穴をあけ配線をします。
- 下記、施工の流れとなります。
- パーティション内に配線用の下地を入れます。
- 下地目掛け15mm程度の穴をあけます。
- パーティションのポール(柱)に線を逃がすための穴をあけます。
- 最後にパーティション内に配線をして施工完了
- 下記、施工写真になります。
今時のオフィスにはLAN・電話・電気など配線だらけですよね。床下の配線はOAフロアで隠せとしても、床から上がってきた配線が目立ってしまっては残念な感じですよね。
そんな時に事前に計画すれば、パーティションの柱の中を使って配線を隠すことも出来るという事例でした。
既存のオフィスでも、配線をすっきりさせたいというご希望あれば是非お問合せください。
一級建築士 / 1級建築施工管理技士 / 宅地建物取引士 / 認定ファシリティーマネジャー
千葉大学工学部を中退後、2001年に24歳で株式会社アロワーズを創業。「働く環境こそが生産性向上の唯一の手段」という信念のもと、23年間にわたりオフィスの設計・デザイン・施工をワンストップで手掛ける内装工事業を行っている。