自由度の高さが魅力のLGS造作壁ですが、その特性を最大に活かした一例をご紹介させて頂きます。
※LGS【ライト・ゲージ・スチール】とは?という方は弊社コラム「LGSの検索結果」をご覧ください
今回のお客様のリクエストは、ワークスペース同士に適度なプライバシーを確保しながらも、コミュニケーションが分断されないような空間を作りたいというもの。
そんな時は通常ローパーティションが候補になるのですが、ローパーティションはサイズの融通が利かない上、デザインも限られてしまいます。
それに対してLGSであればサイズもデザインも自由自在。LGSは床から天井までの壁を作る施工方法というイメージが強いと思いますが、この完成写真のように人の胸の高さ程度の仕切りを作ることも出来るのです。
早速施工の流れをご紹介します。
① まずはボードをカットして湾曲を持たせます。
※エンド部分は湾曲に対応できるベニヤで施工致します。
② 表面はいつも通りクロスで仕上げますが、湾曲部にクロスははれないのでしっかり養生をしてシートで対応します。
③ 造作壁ですので配線を仕込み電源を取り付ける事も可能です。
④ このように綺麗に仕上げることが出来ました。
一見さりげない部分になりますが、湾曲を持たせる事により柔らかな印象になり、見た目のランクがぐっと上がりますのでお勧めの施工となっております。
このように自由度の高いLGS造作壁でしたらどのような内装でも再現可能です。
既存の家具やパーティションでは理想が実現できないな、という場合はぜひご相談くださいませ。
一級建築士 / 1級建築施工管理技士 / 宅地建物取引士 / 認定ファシリティーマネジャー
千葉大学工学部を中退後、2001年に24歳で株式会社アロワーズを創業。「働く環境こそが生産性向上の唯一の手段」という信念のもと、23年間にわたりオフィスの設計・デザイン・施工をワンストップで手掛ける内装工事業を行っている。