以前ご紹介した、オカムラの完全個室型ブースTELECUBEですが、
公共空間向けにカスタマイズされたタイプが、JR東日本の一部駅で導入されております。
今回はその1つ、新宿駅にあるSTATION WORKの実物を体験して参りましたのでレポートします。
新宿駅の甲州街道改札を入るとすぐ、1人用ブースが4台並んでおります。
1人用ブースをベースに、回転式の自動ドアが付いた特注となっています。
WEBで事前予約か、次の人の利用開始まで15分以上空きがあれば予約なしでの利用もできます。
備え付けのチェアは、オカムラの(Grata グラータ)というミーティングチェアでした。
座面の張地は合皮だったので、床との固定化と併せて、STATION WORK用の特注と思われます。
オカムラ Grata(グラータ)
https://www.okamura.co.jp/product/seating/grata/
天板の足元には簡易空調がついております。
見た目的には微妙ですが、写真に写っている銀色のダクトが吹き出し口です。
コーナー壁面にはモニターが備え付けられています。HDMIケーブルもあります。
天板の隅には傘を引っかけられるフックが付けられています。
壁には照明スイッチ、USB電源×1口、100Vコンセント×2口 の用意があります。
天井にはダウンライト、熱感知式スプリンクラー、ブース内と外気を交換するための換気扇2個、利用残り時間を知らせるスピーカーが付いています。
利用時間中の一時退出は自由です。
非常時の退出ボタン、Wi-Fiも完備。
本来の1人用テレキューブと比べて、
回転式自動ドアがブース内に収まる事と、足元に空調を仕込んであるせいか少し狭く感じました。
ただし、駅構内の喧騒を気にせずに、電話や仕事に集中できるだけの気密性・機能性・快適性を備えていますので、気になった方はご利用してみてはいかがでしょうか。
オカムラのショールームにあるテレキューブ実物のご案内も随時行っておりますので、
お気軽にお申しつけ下さい。
次回はいよいよ、 オカムラ テレキューブ 1人用ブース
の本設置レポートをお送りしますのでお楽しみに。
一級建築士 / 1級建築施工管理技士 / 宅地建物取引士 / 認定ファシリティーマネジャー
千葉大学工学部を中退後、2001年に24歳で株式会社アロワーズを創業。「働く環境こそが生産性向上の唯一の手段」という信念のもと、23年間にわたりオフィスの設計・デザイン・施工をワンストップで手掛ける内装工事業を行っている。