欄間(ランマ)とは?
オフィス内装でよく聞く「欄間(ランマ)」という言葉。
初めてこの言葉を聞いた方は「らんまってなんだ?」と困惑した方も多いのではないでしょうか。
「欄間(ランマ)」とはずばり「天井と鴨居との間に設けられる開口部」のことです。
文字だけではわかりづらいと思うので、画像をご用意いたしました。
もしかしたら見たことがある!という方がいらっしゃるかもしれません。
こちらの画像は「欄間(ランマ)オープン」になっています。つまり、欄間(ランマ)が開いているということですね。
続いて次の画像をご覧ください。
こちらが「欄間(ランマ)クローズ」でパーティションを設置したときの画像です。
さて、この欄間(ランマ)、一体何故「オープン」「クローズ」2パターンがあるのでしょうか。
実は、双方にメリットとデメリットがあるのです。
欄間(ランマ)オープンにするメリット、デメリット
メリット
- 消防設備の増設が不必要になる可能性がある
欄間(ランマ)オープン部の総面積等、細かな条件はありますが、欄間(ランマ)がオープンであれば隣室と同室と見なされ、消防法に定められた各室の消防機器が免除される可能性があります。
- エアコンが室内に無い場合、隣部屋からの風を若干取り入れられる
密室であるよりは若干温度調整することが可能です。
- 施工費の節約をすることが可能
ただし欄間(ランマ)オープンの侵入対策が必要な場合もあります。
デメリット
- 遮音性が低くなる
当然ではありますが、上部が閉じているよりは遮音性が低くなります。
- 見た目
上部開口になるため、見た目を重視される場合は閉じる方もいらっしゃいます。
欄間(ランマ)クローズにするメリット、デメリット
メリット
- 遮音性が高まる
天井まで仕切りが立つため、欄間(ランマ)オープンよりも遮音性は高まります。
- 空調の効き
密室ができるため、空調の効きが若干よくなります。
デメリット
- 消防設備の増設が必要になる可能性がある
密室には非常灯、火災報知機等、消防設備が必要となるため、
設備増設が必要となります。
- 空調の増設が必要になる可能性がある
密室になるため、空調設備がない場合は増設しなければならない可能性があります。
以上が欄間(ランマ)オープン、クローズ双方の主なメリットデメリットです。
どちらも一長一短のため、費用や理想のイメージを考えながら最適なパーティション設置を行いたいですね。
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