NTTのインターネットサービスであるフレッツ光回線を利用して電話もできるひかり電話。料金の安さと幅広いサービス形態で、家庭から大企業まで利用されています。
しかしながらこのひかり電話、サービス形態が幅広いことに反比例するように、サービス内容は複雑です。
ことさらに事務所用の電話回線となると、ビジネスフォンの仕組みや機能と相まって、より一層ややこしくなります。
以前の記事(https://www.arrowers.co.jp/column/telephone_line/hikari-denwa-001)でも簡単に紹介をしていますが、今回から連載にて、ひかり電話の各サービス内容とその注意点を改めて紹介していきます。
ひかり電話サービスは大別すると、
- ひかり電話
- ひかり電話オフィスタイプ
- ひかり電話オフィスエース
の3つに分類されます。
今回は「① ひかり電話」について紹介します。
「ひかり電話」は家庭用?
この「① ひかり電話」は、便宜的に「ひかり電話家庭用」と呼ばれたりします。
その名の通り、家庭用で使われることを想定して設計されており、最大で同時2通話(2ch)、電話番号は5番号までとることができます。
家庭用という名前ですが、もちろんオフィスでも使うことができます。
同時2通話までですので、主にSOHOでの使用になりますね。
ひかり電話家庭用の配線と注意点
ひかり電話家庭用の配線は下記のようになります。
NTTが設置するひかり電話ルーターに、電話機を通常のアナログ電話線で繋げるだけで使えます。この仕様も家庭向きですね。
注意点として、電話機を繋げるポートが2つしかありませんので、3台以上の電話機を使う場合はビジネスフォンを利用する必要があります。
この際、ビジネスフォンにはアナログの線を収容する必要があるので、今まで使っていたビジネスフォンそのままでは使えないことがあります。
ひかり電話家庭用の基本料金と主なオプション料金
基本プラン 500円 (1ch1番号)
ナンバーディスプレイ 400円
ボイスワープ(転送サービス) 500円/番号
ダブルチャンネル 200円(ch追加)
番号追加 100円/番号(最大5番号まで)
- フレッツ光マンションタイプ利用の場合には、ひかり電話対応機器料金450円がかかります。
基本プランとは別に、ナンバーディスプレイやボイスワープなどのオプション機能と、480円までの通話料がセットになった「ひかり電話A(エース)」というプランもあります。
ひかり電話オフィスエースと混同しがちなので注意です。
家庭用というだけあって、比較的シンプルなプランです。
次回からはひかり電話オフィスタイプを紹介していきます。
とはいえ、まだまだアナログ回線とISDN回線の需要もあります。
アナログ回線とISDN回線の違いについてはこちらの記事をチェックしてみてくださいね。
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